釣巻和『くおんの森 1』
徳間書店の
リュウで連載中の『くおんの森』です。good!アフタヌーンの編集さんブログ
編集チーフの真夜中の事情で紹介されていて、手に取った次第。
物語は「遊紙(ゆうし)」という16歳の少年が主人公で、大変な読書家。その程度は「書痴」と評されるほどで、亡くなった彼のおじいさんも、ものすごい本好きでそっくりらしい。
隔世遺伝?さらに主人公とおじいさんには特別な共通点があります。
その共通点は主人公を不思議なことへ巻き込んだりします。ネタバレを避けているのでよく分からないと思いますが、そんなこんなで始終、本を中心に展開。コミック表紙のように幻想的です。
多分ARIAとか好きな人に肌が合いそうな感じかも。
読んでいると古本屋っぽい匂いを感じるような。電灯が少なくて昼も薄暗く、在庫は棚に入りきらず高く平積み、薄っすらホコリっぽいような――古い古本屋によく行く方なら分かっていただける?実際にそんな雰囲気の建物も描写されていますが、萌え系でないアナログを感じさせるタッチも関係しているかもしれません。
巻末のオマケによると、これ→「紙魚」を魚だと思っていたのが、この本のきっかけだとか。(“しみ”と読みます。紙魚:
シミ目 -Wikipedia 虫画像に注意) これはカワイイ。(笑) 作家さんはこの単語ひとつで、ここまで物語が作れるんですな。
ちなみに釣巻さんはまだお若いらしく、
2006年の四季賞(-編集チーフの真夜中の事情)でデビューされたらしい。しかも未成年デビュー。(参考:
四季賞-Wikipedia) 経歴に才能を感じますね。本も面白いですし、今後も注目したい作家さんです。
釣巻和さんオフィシャルサイト:
雨花
釣巻和『くおんの森 1』-Amazon
-ビーケーワン/
-セブンアンドワイ
[くおんの森(C)釣巻和/徳間書店]
2008年12月02日 漫画の感想2